ラーメン。
両親の影響からか、
私はラーメンがとてもとても大好きで
特に個人店の、1からスープを作ってるラーメンが本当に好き。
この1杯のスープに、どれだけの食材と時間と手間暇が掛かってるんだろう‥なんて
ひとくち、ひとくち、
舌で味わいながらイメージを膨らませて
頂くのがとても好き。
いつも同じところばかりしか行かないのだけれど、
この味わいが身体に染み渡り、
身体が覚えてて
また無性に食べたくなるラーメン。
今日もいつもと変わらずとても美味しかったな
ラーメンは、私の活力の源!笑
大げさだけど、本当にそう。
夏バテ予防ということで
追加でチャーハンも!
ナカナカ。
暑中お見舞申し上げます
とても暑くなってきました‥
営業中、冷たい飲み物も全部お湯を沸かして、淹れてから急冷して出してるのもあって、キッチンの温度計はずっと30℃超え。
見て見ないふりをしたり、
のりこさんと「見て‥30℃〜!」と笑って誤魔化したり。
7月は特にたくさんのお客さんが来てくださるので、暑いのと多忙で、冷静を装いつつ内心はヒィヒィ言ってます (ヒィヒィが見え見えだったりして!笑)
こうなってくると、
毎年決まって起こるのが
“おやつ足りないよ” 問題‥
凪のキッチンが小さくて
凪の冷蔵庫も小さくて
私の手も2つしかなくて
こればかりはどうしようもありません‥
冷蔵庫に関しては
昨年に迷いに迷って食洗機を出して、
その分冷蔵庫を買いました。
食洗機がない分、夜の仕込みの片付けはみんな手仕事になりました
自分の負担が増えても
少しでもおやつが作れて
一人でも多くの方が喜んで下さった方が、
私自身が嬉しい。
でも今年も、やっぱり
おやつの数は間に合わなくて
また来るからいいよと言って下さる方もいれば、
こんなに待ったのに‥と少しお怒りになられる方もいて、
もっともだよなぁ‥こんなに待ってて下さったのに、希望に応えられなかったな‥
と、どうにもできないもどかしさを感じています
もう、こういうときは
自分との闘い。
気持ちを乱さず、なるべく平常に保って、
精一杯、今できることをして、
手を抜かずに。
大量生産ではなくて1つ1つ良いものを作れるように。ただそれだけを考えて地道に前に進む努力をします
たくさんの常連さんの愛に支えられて
それを裏切ることのないように
愛で恩返しできるように
自分自身との闘いの毎日。
1人で作ってるのだから、売り切れても仕方ないの。流されないぞー!と
いう気持ちと
あぁ‥申し訳ない、ごめんなさい‥どうしょう
と落ち込む気持ちと
今日も葛藤しながら
いつも解決しない問題と
なかなか前に進めないわたし。
人間だもの
色んな感情がぶつかり合うのが当たり前
なかなか上手くいかなくても当たり前
頭と体を冷やしに、
5日間営業後にのりこさんと食べた、
おやまやのかき氷が格別に沁みました
なかなかねぇ‥。
最近よく使う言葉です
解決しないけど、良い言葉です‥笑
カット。
この時期になると、植物たちがどんどん成長してくれるので、
凪の庭は荒れ放題、、、
先日、ボサボサのワイヤープランツをカットしました
その名の通り
『丸刈り』!!
カットしたばかりの植物たちが
何だかとても気持ちよさそうに見えてしまって、
ついでにコッチも丸刈りー!
スーモになっちゃった笑
時々お客さまから、ケーキのカットを褒めて頂くことがあるのですが、
こっちのカットも見て〜♪なんて
独りよがりの喜びを噛み締めたのでした
もしお越し下さる事がありましたら
是非、凪のスーモ見て下さい笑
ゲンテン。
ずっと楽しみにしていた
「クラフトフェアまつもと」に凪メンバーみんなで行ってきました。
こちらのクラフトは、知名度の高い作家さんを集めるのではなくて、選考する方々が選んだ作家さんだけが出展する
しかも、
出展者さんは当日に自由に場所を確保するので、エリアマップでのブース番号の公表もなし
という、
かなり異例のクラフトスタイル。
それもあってか、
私が今まで行ったクラフトとは全く違って、
開場と同時にゆっくり入ってこられる方がとても多かった。
一定の作家さんを目掛けてダッシュ!なんて光景もなかったし
私達が歩いたメイン会場の公園では、一定のテントだけが大行列なんて光景もなかった。
(あ、ドーナツ屋さんだけ大行列だったな笑)
ここの会場に来られてる方々みんなが、
公園の雰囲気を散歩しながら楽しみ、
順番にテントを見ながらゆっくり歩き、
その時、目に留まったところで直感で購入する
という、
何だか私達までほっこりしてしまうような
温かくて穏やかなクラフトでした
園内を周りつつ、のりこさんと
「作家さんを知らなくても、クラフトの雰囲気を楽しみながら、その時心が動いて出会ったものを手に取るって、クラフトの原点だし最高のスタイルだよね」としみじみ感じていました
作家さんが有名でも人気でも、それは私たちが器を選ぶ基準にはならなくて
選ぶものは自分の目と心で決めたい。
モノを手に取ったとき、頭ではなくて、心の柔らかいところが動いたものと出会うこと
そんな出会いが器も大切なんじゃないかと思う近年の私達。
凪も然りで
頭よりも心に求められる店になれるように、
来てくださった方々の心の柔らかい部分が少しでも動いてくれたなら。
そんな店になりたいなと
原点に返ったのでした。
今回の松本での素敵な出会いは
今週から凪で少しお披露目していきます
使ってみてくださった方の心が
優しく動いてくれたなら
本望デス
原点に返るって大事だな
ドウシ。
凪からすぐの「上島商店」さん
私が尊敬して止まないお店です。
今この時代、加工品が普及して、ハウス栽培も進歩し、手軽に調理出来るものがありふれて、季節感のない食卓になりがち。
それと同時に、土まみれや、虫、魚が苦手…な方が増えて、農業漁業の第三次産業のお仕事もだんだんと担い手が減っていってるのが現実。
これから先、農産物や魚介類は海外からの輸入がほとんどになってしまうかもしれません
日本で捕れた日本らしい魚介を、私たちが食卓で頂けることって、とても素晴らしいと思うのです
特に、石川県は本当に海の食材の宝庫で、
他県から来た私にとっては、石川県に移住したことが今までの人生で一番成功だったー!と思うほど、豊かな食材に恵まれた生活は、心が幸せで満ち溢れています
上島商店さんに出会ってからは、幸せも倍増し。
地元の良い食材を、日本の食材を、
老若男女の皆さんに喜んで欲しい!という気持ちと
お取引してるお店の期待に応えたい!という熱意と
漁業に関わってる方々を支えたい!という優しさ、
そして何より上島さんは、従業員さんたちをとても大切に想っていて(←これは、沢山あり過ぎてここには書ききれませんが)
同じ経営者として、自営業として、
見習いたいところがたくさんあります
時代の進歩に置いてかれがちな大切なことは、
誰かが守っていかないと
いつか消滅してしまう
守るべきことは違えど
気持ちは同じ方向に向かっているような気がして、
私は上島商店さんがとても好きだし、
応援したいし、これからも良い仲間でいさせてほしいなぁと思うのです
それにしても、今日の上島さん破格でした…
ブリ1匹1000円って…笑
値上げすることばかり考えるのではなくて
お客さんに喜んで頂くためには、
自分は何ができるのかな…
私もそんなことを思ったりしたのでした
GW.
GWの営業を3日間終えて
思うこと。
いつもの営業日と全然違ってちょっと面白い時間が流れてます。
朝の1巡目の記名表は、開店間際まで埋まることもなく
開店と同時にバタバターっと第1波がやってきて、
だいぶお待ちのお客様が少なくなってきたな〜なんて
のんびりしてると
お昼ご飯後の時間帯に第2波。
閉店間際にも駆け込みの第3波。
小刻みにお客さんが来て下さるので
待ち時間がいつもよりだいぶ少ないような気がします
初めましてのお客さんも9割以上で、
おやつは、ほとんどの方がお1人お1つ。
いつもの、お1人さま数個のおやつのご注文に慣れてしまった私は、
お客さんが「以上です」と言うまで待ってしまって、変な沈黙の時間が流れたり…笑
何より、ほんとに皆さんのお顔が楽しそう!
県外の車もたくさん見かけます
こんなところまで、足を運んで下さって本当にありがたい気持ちでいっぱいです
私にできることは、いつものおやつを精一杯真面目につくること。
凪の匂い、おやつの味、お飲み物の味、
ほんのすこーしでも、
このGWの思い出の片隅に加えてもらえたら
嬉しいです。
あと2日
精一杯、全力でお迎えしたいと思います
ニワ。
凪の小さな庭に
春になると、毎年変わらず同じお花が咲きます
冬になって、一旦枯れてしまっても
春の気配を感じると、そーっと芽を延ばして
いつの間にか咲いている。
生命の尊さを感じる景色。
スズラン、すみれ、アリッサム、チューリップ。
今年も同じお花を見られることに幸せを感じます
確か、凪にスズランを植えたのは
コロナが出てきて初めの頃。
お先真っ暗になって、落ち込んで、怖くて、のりこさんと励ましあったあの頃。
のりこさんのお家の庭のスズランが本当に美しくて、
心が洗われるほど良い香りで、
この子たちを私も育てたくて株分けしてもらったのがきっかけでした。
あれから何年経ったかな
凪のスズランは、年々広がって、成長して
日当たりが良いせいか、本家のスズランを追い越す勢いで、早く咲きます(笑)
ここに植えた命が1年に1度、精一杯お花を咲かせる。あの頃から色んな事が起こり、変わっていったけれど、何も変わらず咲く。
こういう生活の一場面が、私の背中を押してくれます
私の生き方は、
生きものから教えられることがとても多い。
人や植物、食物、自然。
良い事も、そうでない事も
絶え間ない出来事が重なる日々だけれど、
どんな年齢になっても
命の愛で心が動くような
人生にしていきたいな、と心から思っています
ちょっと雑多だけれど
凪の小さな庭の植物たちが愛おしい
今日この頃。
ケイケン。
4月に入って春休みが終わり、
少しずつ落ち着きを取り戻してきました。
毎年3月の春休み時期は、若いお客さんがとても多くなります。
キャピキャピした若いエネルギーは、見てるこちらまで元気になるのだけれど
それよりも
入店から店を出るまで、皆さんが本当にマナーというか礼儀がよくて、私ものりこさんもとても感心して、とても嬉しい気持ちで営業ができました
特にいつも私がウルッとしてしまうのは、
2階の靴の並べ方。
何人で来てくれても
皆さんきちんと、他の方の邪魔にならないように
靴を綺麗に揃えて座敷に上がってくださる。
その間に小さい小さい靴を見かけたときには
もう、私はかなりウルッです。
帰られる時の
「美味しかったでーす!」
「ご馳走様でしたー!」
なんて元気な一言も春休みには特に多くなります。
たまには、目を逸らしたくなるような行動をしてしまう方もいるけれど、なるべく本人を傷つけないように少し笑いも混ぜつつ注意するように心がけてます
私も若い時、右も左も分からない時があって
周りが見えない時があって、
誰かに迷惑や嫌な気持ちをさせてしまって
色んな刺激にショックを受けながら
すこーしずつ改まっていった経験があります
みーんな経験を重ねて大人になっていく。
今でも、初めて目にする景色、人、食も行動も出来事…良い事も悪いことも全部経験です
色んな経験をして
明るくて優しく、強い大人でありたいなぁと
常に思います
写真の猫ちゃん。
自宅で車の荷物を降ろしてる間に、すぐ車内に入ってしまう…
間違えて閉めてしまった日もあるけど
またすぐ入っちゃうー。
経験して学んで〜笑笑
4ネン。
凪を作ってから4年が経ちました
あっという間というよりは、
ここまで来るまで結構長かったなぁというのが私のきもち。
1年目は、大野町に慣れることに精一杯で
2年目は、オヤツのラインナップを増やしていくことに苦労して
3年目は、私とのりこさん2人で凪をやっていくことに限界を感じて
4年目は、夫が凪に入ってくれたことで私は救われたけれど、夫は会社員に未練があるようで。。。笑
ざっと、こんな感じで4年が経ちました
何はともあれ、4年間に大きな災害も大病もなく
のりこさんに支えてもらったお陰でここまでこれたのは感慨深くて、感謝の気持ちでいっぱいです
5年目…
コロナがやっと落ち着いて、少しづつ外国の方が増えてきました。
少しだけ英語の勉強をしてみようかな…なんて思ってます
案内ができるくらいには…笑
シンライ。
先月末のポット展から始まり
お料理会2回と、金継ぎと、春休みの繁忙期…
相手方のご都合があってこそのスケジュールなのですが、
ちょっと詰め込みすぎて
オーバーヒートしそうな
今日この頃。。。
何でこんなに喫茶営業以外にも色々やるのか…
というと、
「伝えたいことがあるから」なのです
稼ぎたいとか、注目を浴びたいとか、
そういうことではなくて
私が大切に思うことを、伝えたい。
凪もそういう気持ちでずっとやってきています。
機械で作ったら早いし
業者さんに頼んだら楽だし
コンピューターに頼ったら間違えないし。
だけれど
たとえ不便でも時間がかかっても、
人と人との関係のほうが物凄く大切。
人の手仕事の味には何も敵わない。
(持論です…)
この時代に至るまでの文化や習慣も
少しでもいい、残していけたらいいなと思うのです
喫茶で提供しているおやつや、
自宅の会で作っている料理で、
食の喜び
季節の楽しみ
人の手仕事の美しさ
そんなことを、ほんの少しでも
心に残して頂けたら。
そして、それぞれの食材の味を知り、
少しでも苦手な食材がなくなり、
食材を愛おしく感じ、毎日の歓びに繋げて頂けたら
もうそれだけで十分本望です
お料理会も、そろそろ5.6回開催できたのかな…
若い方にも、ベテラン主婦の方にも、
皆さんに喜んで頂けて本当に嬉しい。
皆さんが信頼して参加して下さるお陰で
私たちは、頑張れます。
信頼を超えてゆきたい〜!
もっと!もっと。と思うのは欲張りかな。
いつもそんなことばかり思ってる…笑