セイイッパイ。
怒涛の3連休の営業が終わって
夜の凪の中で
静かに余韻に浸っています
来て下さったお客さんには、
ほんとうに沢山のお時間をお待たせしてしまって、
どうにもならないほど心苦しくて、
大丈夫かな…と心配で心配で、
心ここにあらずの営業でした。
お電話でお呼びして、
凪に入られた時の魂が抜けたようなお顔…
忘れられません。
お詫びを伝えると、
皆さん、疲れを隠しきれない必死の笑顔を作って下さりながら
声を振り絞って
だ、だ、大丈夫ですよー
と。
待っててくださる方も精一杯。
私たちも精一杯。
結構な労力を使い果たしたのではないでしょうか
3連休初日の待ち時間に懲りて
もうしばらく来てもらえないかな、、と思いきや
なんと
2日連続で来て下さった方も多くて、
申し訳ないのと
有難いのとで
涙なしでは終われない週の締めくくりとなりました
皆さん、
本当にいつもいつも
お1人お1人に
感謝の気持ちでいっぱいです。
凪メンバー全員が
精一杯できるだけのことはしたつもりですが
今はこれが限界
少しでも不便のないのように使って頂けて
心地よく過ごしてもらえるように
これからも精進したいと思います
さて、また明日から栗仕事笑
凪メンバーでの反省会は
また後日ゆっくりと。
カワラナイということ。
先日行った福井県の大野市にある
東湯 という銭湯。
建物の外観だけでも見惚れちゃうのだけど
中に入るとさらに、
ここだけ時が止まっていて、
目に入る全てのものや景色が
ただただ懐かしくて温かくて。
昔にタイムスリップしたように
アナログで、人間的で、優しくて。
言葉にならないくらいに
心を鷲掴みにされて帰ってきました
ここのお湯に入りながら
ここでの建物や人の優しさに触れながら
思ったこと。
「変わらない」って
つくづく素晴らしいなと。
「変わらない」って
並半端な努力なしにはできないなと。
万人に受け入れてもらえなくても、
たとえ大きな利益に繋がらなくても
ここが良い、ここが好きと
思ってくれる少数派の方だけに
響く場所であれたら
それでいいのだなぁと思ったのです。
年々、知って下さる方が増えて
お客さんが少しずつ増えて
有難い状況が続く凪ですが
できた当時のままの気持ちで
いつまでも変わらない店でありたいです
それにはご批判やご注意も
歯を食いしばって
受け入れないとならないですね…
自分は結構強いと思ってたけれど
まだまだみたい…笑
強くならないとね。
クリ。
今年も秋がやってきました
凪を始めてから私にとっての秋は、
ただただひたすらに、手仕事と向き合う季節となりました。
なんてったって、栗仕事ですね
3年経って鬼皮むきもだいぶ慣れてきたけれど、
毎年手のひらに出来た豆を見ては、
栗仕事してることに、自分でも愛おしく感じてしまうほど。(変態か)
しつこいくらいに伝えてしまってるかもしれないけれど、
やっぱり、
素早く便利にできるものよりも
時間を掛けて手で作った物の愛おしさ
といったら、私にとってこれに勝るものはありません
そして、更に最近おもうことは
それをあまり伝え過ぎないことも大事な気がします
自分自身の拘りを、
細かく発信して伝えるのではなくて
手に取ってみたり
使ってみたり
味わってみたりして
誰かの心が “いい” と感じてくれること。
それで十分なのじゃないかな。
私自身も、
たくさんの情報を発信してる人よりも
情報を秘めてる人の方がミステリアスで
好きなのです。
あとは、そこに自分の心を研ぎ澄まして
感じに行くだけ。
栗仕事を黙々とこなしつつ、
1人そんなことを思う秋の夜。
毎年
栗が教えてくれること
栗に応えること。
手の皮が分厚くなって
関節も腕もムキムキになっても
愛おしいです。栗と向き合うこの時間が。
カフェ。
カフェについての執筆者と聞けば
もう、この方のお名前しか出てきません。
というほど、ご活躍が知られている川口葉子さんが、
金沢のカフェを取材された本が出版されました
川口さんの執筆本の
東京古民家カフェ
と
カフェのナマエ
という本は、表紙がボロボロになるまで何回も読んだ、私のバイブル的な本。
川口さんの書かれた文章を確かめるように
掲載されたお店をあちこち回ったものです。
今回の本が手元に届き
凪のページを読んでみると
やっぱり川口さんは相変わらず正直だなぁと
笑ってしまう場面も。
川口さんて、
昔からかっこつけず、
良く見せようとせず、
ありのまま感じたことを書かれる作家さん。
カフェと一言で表すのは簡単なのだけど、
たかがカフェなのだけど
シンプルだからこそ奥深いカフェという業種。
そこを深いところまで吸い取ってくれる方。
川口さんが取材されたお店でも
そうでないお店でも、
色んな店を訪ねて、
色んな味を知り、
色んな空気を纏い、
色んな事を感じて、
自分に合うお店を見つけてほしいなぁと
思ってます
私も、東京古民家カフェの本を持って
色々感じ
お気に入りを見つけて
通って通って
今があります
そのお店と出会えたから
乗り越えられたことも
有意義な時間をもてたことも
心が研ぎ澄まされた経験もあります
誰かにとって、
そんなお店が見つかりますように
ホイホイ。
こんな時期だし、
もしかして‥と思い
先日、ナントカホイホイを店に置いてみました
数日経って
そーっと中を見てみたら
なんと、子ガニがいたー。。
可愛そうなことをしてしまった‥と
ちょっと悲しくなったのですが、
あれ、ちょっと待って。
子ガニは可愛そうで、
アレは可愛そうではない
って…
んー。
人間の思い込みって
何とも不思議だなぁと
最近つくづく思います
皆が好き!って言ってるから好きとか
皆が嫌い!って言ってるから嫌いとか
色んな分野で起こってます。
よーく考えて、
自分の意思で選択したらいいですよね
“人気”だから“良い”なんてことは
多分ないです
もちろん、その反対も。
どの口が言ってるんだ!と
お叱りを受けそうですが、
私は、“人気”って言われるよりも
“好き”って言われる方が
何倍も嬉しい。
人気だから、来てもらえるのではなくて
好きだから、来てもらえるように
頑張らなきゃな。
と思う、今日このごろです。
イツモ。
のりこさんの笑った顔が本当にすき
いつも真面目で
一生懸命で
抜かりなく
誠実で
正直な
のりこさん。
全部ワタシと正反対…笑
時々は、
肩の力を抜いて、
皆さんにも
のりこさんのオチャメなところと
あどけない屈託のない笑顔を
見せてあげてください!
そんなことを伝えると、
決まってのりこさんは
「ナギは静香さんが主役ですから!」
「私は、みんなが静香さんと話せる時間を作れるように頑張ります!」
と言います
もう随分前から、
凪は、私とのりこさんが2人揃って1つなのにー。
いつも一生懸命で
いつも優しい。
イツモ アリガトウー!
ココダケ。
昨日は七夕
織姫さんと彦星さん、無事に出会えたかな。
ココだけの話。
今週のブルーベリーとさくらんぼ、
凄いの届きました。
つまんでみて
1人でニヤついてしまいました
毎年探してたブルーベリー農園さんは、数日前に新しくご縁が繋がりました。
良いものを作って下さっていても、
お値段が高すぎると、今の値段でおやつを作れなくなってしまうので、品質の良いものを皆さんに口にして頂けるお値段で、受け取れるところを探します
今回初めて受け取ったブルーベリー。
今年最後の集めて下さったさくらんぼ。
どちらも、心から信頼できる農園さんと出会えました
この出会いを、
お客さんへ繋ぐのが私の役割
出会うって、とっても素敵なのに
年に1回しか出会えない織姫さんと彦星さん。
昨日は晴れてたし
無事に出会えてますように〜♪
なんて、ちょっとロマンチックになっちゃったかな笑
オウチ。
私のお家、なんとかカタチになりました
いよいよ来週は引越し。
そのため、少しお休みを頂きます
お家も、凪を作る時と同じように
毎日毎日通って、大工さんや電気やさんに仲良くしてもらって、
沢山お話をしながら一緒に作っていきました
このガラス使いたくて‥
この木を使いたくて‥
と、持っていくたびに
また難しいの持ってきた!と
嬉しそうに言われる、あのやり取り。
信頼してる人たちと直したお家。
直してた時間の思い出が、既に愛おしい。
凪と同じように、
古いけど
どうしょもなく愛情が溢れてます。
そんな愛情が詰まった場所に
人をお迎えする時間は
これまた、私にとって特別で、
来てくださる方にも何か少し
特別な時間を過ごしてほしい。
沢山はできないけれど、
簡単にできること
食を楽しむこと
お伝えしていきたいな。
お家のこと、
「小さなおうち」
というアカウントで記録してます
誰にも伝えてないのに、
なぜか既に見つかってるけれど…。笑
ヨルナギ4
ありがとう!!しか言葉が出てこなかった
ヨルナギ4。
入店予約のお客様を抽選で決めさせてもらったとき、
ほとんど知らない方だなぁ〜と思って
当日を迎えたら。。。
なんと、ほとんどの方が常連さんでした
何だか最近、皆さんの愛になかなか敵わないのです
来てくださるお客さんの愛にも
凪とご縁のあるお店さんや作家さんの愛にも
大野町のご近所さんの愛にも
頑張っても頑張っても追いつかない。
石川県に来て良かったなぁと
いつも心が泣いてます
感謝の気持ち なんて、
普通の言葉では言い表せないほど
ありがたくて幸せです
上島商店さんの魅力、
もっと沢山の方に見てほしかったな〜
コドモ。
先日、知人に
昔はカフェで過ごす時間が好きだったけど、子供が出来て入店お断りの店が多くて行けなくなってしまった
と話を聞いたとき
何でそんな世の中になってしまったのかなぁと、ちょっと疑問に思うようになってしまった
子供のときに、目にしたり、味わったりした感性って、大人になってからも意外と記憶に残ってるもので
特に、子供ながらに衝撃的だったり、嬉しかったり、感情が大きく動く経験は、いつか大人になってから、何かしらの経験値に繋がるのではないかなーと思ってます
私がそうだから。
急な階段を登って行き着く、畳のお部屋と
お母さんと一緒に、ちゃぶ台でケーキを食べるお茶の時間
帰るときは、怖いくらいの急な階段!
そんな時間と経験が、凪に来てくれる子どもたちの記憶の片隅にほんのちょっとだけ残って
その子たちがいつか大人になったとき、
自分が子供のときはお母さんがお茶に連れて行ってくれた…と
ほんのちょっとでも思い出してくれて、
自分の子供にも同じような経験をさせてくれたら、そんな嬉しいことはありません
子供だからダメとか
大人はイイとか
そんなルールのある社会には、
私自身はちょっと違和感があります。
昔はそんなルールあったかなぁ。
2階の廊下に
小さな子供靴が揃えて並んでる光景は、
なんとも言えない、ハッと我に返るような気持ちにさせてくれます
お子さんが自分で揃えたにしても、
ご両親が揃えたにしても、
可愛く揃えられたその靴が
“ありがとう”と言ってくれてるように見えちゃう
色んなことを見て、口にして、経験して、
少しずつ大きくなっていくんだよ
心の中で、いつもそんな思いで子供たちを迎えてます
可愛いクック、
いつも綺麗に揃えてくれてありがとうー!
またきてね