ヤクワリ。
今年最後の展示会、
加藤祥孝さんのうつわ展が近づいてきました
凪でうつわ展をやる理由
それは、うつわを売りたいからではなくて
近年、うつわ屋さんが色んなところに増え、あの手この手でうつわを販売していますが、私にはなぜかうつわの魅力があまり伝わらないのです…
気のせいかな。
うつわを
“売る”ということに努力が過剰にシフトしていて
“伝える”ということが置き去りになっているような、なっていないような…。
作家さんが形や釉薬や火加減を研究しながら調整して作る器には、どの子にも作家さんの魂が宿っているように私には見えます
少なくとも私が店や自宅で使っている器にはそう見えるのです
そんなうつわ達の魅力を
自分の言葉で誰かに届くように伝えること
その役割がしたくて、凪でうつわの展示会をしています
誰かに手にとってもらえて、その器が誰かの元で活躍してくれて喜んでもらえたらとても嬉しい。
それには
売るためではなくて
伝える努力をしたいのです
でも
伝えるのって本当に難しい。
想いを全て伝えると大袈裟に聞こえてしまうし
少なくても愛がないように感じてしまう
目先の利益だけにとらわれず、
これからの長い未来のために
伝えていきたいこと
ほんとは山ほどあります
こんなちっぽけな店の独りよがりの目標では
全然追いつかない笑
けど、こっちもコツコツやっていこうと思います
シアワセ
先日の大野イベントの打ち上げで
隣同士になった、たくまポタリーさんこと
たくまさんとの会話で
何回も過労死しかけたことがある
という話で盛り上がりました笑
ひどく疲れてるのに、胸がザワザワして眠れないよね
時々、心臓が一瞬止まるような、不整脈が出るのを感じるよね
分かる分かるー!と2人でひとしきり盛り上がって
でも。
クタクタになるまで仕事したあと
あ~幸せ。って思えるよねって。
先ほど、その会話を突然思い出して
仕事したあとに、幸せって思えることが
1番幸せだなぁと
改めて思ったのでした
誰かに認めてもらうのではなくて
自分が1番よくわかってるのだから
頑張ったねって自分が自分を認めてあげられたら
それが1番幸せなこと
1か月半で80キロの栗仕事を終えた今日は、
今までやってみたかったけれど
ちょっと贅沢かな‥と我慢してたことを
自分に許してさせてあげようと思います
(全身マッサージ90分コース7800円なり)
イイモノ。
(名前がシズカだからか‥笑)お風呂が大好きで、
以前は全国いろんなお風呂を巡りに
いそいそと1人旅によく出掛けたものです
ここ最近は近郊のお風呂をリピートするばかりで満足していますが、
去年みつけたこの温泉がとてもヒット。
季節ごとにはるばる行ってしまいます
七味温泉の山王荘
浴室の扉を開けた瞬間に、
イイ〜!!と心が踊って、
進めば進むほど最高〜!!となり、
お湯に浸かったら胸が高鳴り過ぎて失神しそうになります笑
私が温泉に興味を持った頃は、
表を見ては、○○泉だの、PHいくつだの、噴出量だの‥
と成分ばかり気にしていました
だけれど今は
自分がイイと思ったらイイモノ。
イイモノは理由なんて関係なくイイんです
温泉だけでなく食べ物や飲み物にしても、物にしても
いいモノは、成分とか内容関係なく心が動くし、記憶に残ります
自分だけのイイモノをいくつか知ってたら
それだけで心が満たされます
秋の夜長にSNSを見過ぎてか、思うのは
SNSでの情報に気持ちを持って行かれてしまう方が多そうだなぁという、少々残念な気持ち。
みんながイイと言ってるから
なかなか手に入らないものだから
ではなくて
自分だけのイイモノ見つけてみませんか
誰かの真似でなくて、
もっと自分らしく
自分の心や感性を大切にして
毎日の暮らしを穏やかにしていきたいものです
と、自分に言い聞かせてみた秋の夜でした笑
コトリップ。
先日、雑誌掲載の撮影をして頂きました
ことりっぷマガジンという、
季節毎に出版される雑誌で
テーマが「発酵」ということで、大野町を取り上げてその中の一部分として凪も掲載して頂くことになりました
ことりっぷ。
旅行に行く時にはよく参考に見ていたし、一般的な場所だけでなくて穴場を知れることがこの雑誌の楽しみだったな
誰もがみんな知ってるお店や場所よりも
あまり知られてないような、穴場の特別感が私はスキ。
大野町が全国の色んな方に知ってもらえて、海の景色も文化も含めて、金沢の良さを再発見してもらえますように
そして。
全国から大野町まで足を運んで下さった方に、凪がここに在る姿や、ここで伝えたいこと、ここで過ごす時間をほんの少しでも感じて頂けますように
そんな気持ちも込めて、今回は雑誌掲載をさせて頂く運びとなりました
金沢、大野町、本当に良いところだよ〜!
って、沢山伝えました
ここの場所を訪れた方の記憶の片隅に、大野町の景色や凪での時間が少しでも残ってくださったら嬉しいな
アサゴハン。
ある営業日のわたしの朝ごはん(笑)
最近見つけたお気に入りのお店で買ったケーキと、
仕込みで余ったヨーグルトクリーム。
仕込みをしていた私に、夫が「準備できたよー」と声を掛けて、見てみたらコレ、、、
ロールケーキは逆さま
フォークでなくて小さじスプーン
一瞬、目を疑いましたが
このことについて話す時間もなく
ロールケーキが美味しくて
不満も怒りも消えました(笑)
こんなオヤツを作りたいものです
スザカ。
8月も残りあと数日になったところで、
んー
悩むくらいなら行こう!!
と
運良くお部屋が空いてたので急遽向かいました
長野県須坂。
何の予定もなく、どこに行くかも決めず
宿だけ決めて勢いに任せて1人で向かったけど
どういうわけか、ここで出会う人たちとは
いつもこの先も温かく続きそうな
ご縁が繋がります
知らない人同士、
宿のラウンジに集まってワインを飲んだり
焼き鳥を焼いてみたり‥笑
場所を移動して
深夜までバーで語ったり(20年ぶりのバー!)
毎年夏は、この宿での滞在時間が
秋〜冬にかけての後半営業のやる気の源に繋がります
少し強行突破的なスケジュールになってしまったけど、
行ってよかった。
自分がご機嫌になる時間の作り方は
自分が1番よく知っているな
そして、いつもここに来ると思うのです。
人生ってほんとに山あり谷あり。
良いことも悪いことも刺激的だけど
自分の考え方、動き方次第で生きる道を変えていける
大人って楽しい‥って。笑
ネッコ。
群馬の実家に帰省しつつ、
茨城(笠間)、栃木(益子)、東京、長野‥と
行き当たりばったりの器屋巡りや飲食店に入ったり、何もない秘湯で何もしない時間を過ごしたり
なるべく事前情報を入れないように、その時に出会ったタイミングで、自分がいいなぁと思った通りに、感性のまま巡ってきました
帰ってきて器たちを広げてみると…
結局のところは、好きなものの根っこが同じような気がするな
普通の料理を盛り付けただけで素敵になりそうな
料理が器に負けないような気張らない器たちが私の好み。
カフェの世界も、器の世界も似ているけれど
あまりに情報に流されて
有名な作家さんやお店の名前の先入観で
『良い』と感情が動くのは、
私はちょっと違う気がしていて
もっと自分だけの感性を研ぎ澄まして
頭が透明な状態からの『良い』を見つけられる自分でありたいなぁなんて、よく思うのです
自分の心が素直に動く感情の“根っこ”を
ずっと忘れずにいたいなぁと
それにしても金沢に戻ってきたら
とても暑い〜…笑
ゲンテン。
山に入るのは、憧れだと思っていたけれど
憧れ どころか、
私の原点だった。
どんなに厳しい道のりでも、常に自分と向き合って
自分自身の選択で前に進んでいく。
そして、その先に出会った景色と喜びと達成感は、私の経験値として積み重なって、ひとまわり大きな自信や強さに変わっていく
そんな、何とも言えない感覚を
しみじみと、そして感慨深く味わってきたのでした
山は、この先何年もずっと続けていきたいなと思う
私が原点に還れる唯一の趣味。
この夏、もう一度どこか行きたいな…
シレンとアコガレ。
今年初、
数年ぶりのテント泊装備で
北アルプスへ行ってきます
予定では5日間、山を渡り歩く予定です
自然と向き合って、自分と向き合って
試練を乗り越えて
もっと強くなりたいな
そして、優しさも鍛えてきたい
不便で不自由で、そして過酷‥
その先にある幸せと達成感を
自分の体で味わってきたいです
今回はどんな旅になるかな。
では、
行ってきます♪
ジブリ。
「君たちはどう生きるか」
久しぶりに、夜な夜な1人で映画を観にでかけました
ジブリ映画は、回数を重ねるごとにテーマが深くなってる気がするなぁ。
平和、戦争、家族愛
色んなテーマで夢と現実を往来する
ファンタジーも混入した複雑な映画
普段は、白黒はっきりタイプの私も
ジブリ映画を観る時だけは
グレーゾーンおっけ!の気持ちでスクリーンに向かいます
今回の映画も
観る人によって千差万別な捉え方がある何ともスッキリしない映画でした
でも、そのスッキリしない感じが
今の私にはとても心地よくて
人と人同士の関係には間違いも正解もなくて
友達も家族も色んなカタチがあっていいんだなぁと
そんな結論が私の中にフワ〜と残りました
情報過多の今の時代。
調べれば、すぐ正解や答えが見つかる今の時代。
自分がこれでいい!と思ったことを
信じて生きてみたいものです
写真は、岐阜の古川というところで
明治時代と同じ作り方を受け継いでいる「三嶋和ろうそく店」で購入してきたろうそく。
柔らかくゆらゆら動く炎がとても素敵で
あまりにロマンチックだったので
ワインを開けたら、やけに酔いが回りました笑