スザカ。
私にとって、とても大切な場所
長野県須坂市
凪を作る前に、
些細な事がきっかけで訪れて
偶然、色々な御縁が繋がって
また繋がって
今の凪ができました
凪を始めた頃、最初は3種類しか作れなかったおやつが
もがき、苦しみ、悩み、泣きながら(笑)
1つ、1つ、
ゆっくりゆっくりレパートリーを増やしていたとき、
石川に移住したてでお友達が誰も居なかった私は、
思ったようなおやつが作れなくて辛くなり、
気持ちを癒しに行っては
廊下で倒れるほど飲んだのも
春、夏、秋‥と四季折々の美味しい果物を
教えてくれたのも
農園さんと繋げてくれたのも
須坂のゲストハウス蔵でした
そして、何より蔵は
いつも採算が合わないだろう宿泊費で
私が喜ぶことを一生懸命尽くしてくれる
もちろん、他のゲストにも。
人生はお金ではないし
誰かに認めてもらうことでもなくて
見栄え良く整えることでも
目立つことでもない
「自分が今の人生に一生懸命ワクワクしているか」
ということを、いつ行っても教えてくれるし
自分の決めた道は自分で一生懸命つくっていく
そんな姿勢をいつ行っても目の当たりにする
ぶれない精神と
ひたすら前向きな気持ちと
人間味のある優しさと温かさの鋭気を
私はいつもここで補います
今の社会情勢についても
深夜まで話し込むこともあったり。
(たまに論争になりながら笑)
そんな蔵を運営している方のお母さまの本が出版されたと聞いて
本屋で見つけて読んでみたのだけれど
読み進めながら、心が痛くて痛くて仕方なかったな
私が追いかけていた蔵の背中も、
ラビラントの志も、
私の指一本触れられない所まで
遠く離れてしまった気がして。
蔵も、ラビラントも、
いつもちゃんと自分で自分の道を歩いていて
自分のこの味を守りたい
大切なこの場所を守りたい
そんな気持ちを一貫して一生懸命守っている
わたしは‥
守れているかな
大野町が好きで、
大野町に心から感謝していて、
大野町を大切にしたい
そして、
私の大切にしているおやつや
色んな方々が集まってくれる凪の場所
5年掛かってこつこつ積み上げてきた
「今」は、自分色に染まってきてるだろうか
なんとなく、
色んな事を深く深く考えてしまう
秋の夜長のお茶の時間です
ラビラントのページを読んだら
なんだかとても良い刺激になって
何やってんのー!と
強く背中を押されたような気がして
須坂に
行きたくて
帰りたくて
仕方がなくなったのでした。
実家に対しては
こんな気持ちになったことがないのにな‥笑