ウツクシサ。
色んな事情により
明け直後の水曜日をお休みにさせていただいて
月曜と火曜でひとり旅を満喫してきました
向かった先は、長野県の野沢温泉
何度もひとり旅で訪れるお気に入りの場所です
野沢温泉街に入ったとたんの
何とも言えないノスタルジックな町並みと
立ち上がる湯けむり
敏感に感じる硫黄の香り
お土産屋さんとお客さんの会話
普段は感じることのない五感が
ここではフル稼働して
ひとりで静かに興奮してしまうのです
いつものように外湯をいくつか楽しんで、
知らない誰かとお風呂で会話を交わし、
お気に入りの店の焼き鳥丼を食べに行く
2年ぶりくらいの野沢温泉でしたが
初めて来た時と変わっていなくて
無性にホッとしたのは、きっと私だけではないはずで…
変わって行くことが悪いことではないけれど
最近は
大切にしていきたいことが
ものすごい速さで失われていって
目にするものが不自然で違和感をもつことがとても多い気がしています
美しいもの
の、捉え方や考え方が急速に変わったような気がします
たくさんの方が“美しさ”を欲しがる
それに世の中がどんどん応えている
でも、その機械で新しく造られた“美しさ”は、
本当を言うと
たくさんの方が求めている本当の美しさではないような気もするのです
なんてことを考えつつ
ゆっくり歩きながら
野沢温泉街の景色を
忘れないようにと見つめて
宿泊先の民宿に戻ると
そこにもまた女将さんとお客さんの優しいやり取りや、
華美ではないけれど女将さん手作りの地元の料理が並び、
滾々と湧く温泉のかけ流しのお風呂がある
愛おしく美しい時間が流れていました
私の頭とココロの回復させてくれる場所は
日本にいくつかあるけれど
今回もまた、
背中を押されて金沢に帰ってきたのでした
凪も
誰かにとって
愛おしくて美しい時間がつくれていたらいいな