オンレイ。
今年最後の企画展がおわりました
今回の企画展、いつもと何か違ってたと言えば、
器に関しての情報量の少なさでしょうか
私は
作家さんや作品のことを紹介したがりですから、どうしても、ここがいい、あそこを見てほしい.なんて、主観的な情報を載せてしまいます
今回は、作家さんのお名前を公表しただけで、企画展の申し込みを始め、当日を迎えました
いつもと違うやり方に少しだけ違和感を感じながらも、終わってみて思うことがあります
いま、こういう時代、有名な作家さんや超人気な作家さんがいます
でも、作品は作家さんの名前ではないし、
どなたが作っていても、いいと思う作品はいい。
もちろん、作家さん自身への愛情も含めてこそ器選びは楽しくなるのですが。
今回のような、作家さんでなく、作品と向き合う企画展があってもいいなと改めて思ったのです
最近お話したある作家さんが、
“人気と言われても嬉しくないな。いい作品を作ってるって言われたい”と言っていたのがすごく響いています
作家さんを見るのではなくて
作品と向き合う企画展
結果的にそういう企画展になれたのが
今となっては結果的によかったかな
前田さんの繊細なイッチン、
及川さんの鉄粉、
はなクラフトさんの貫入、
河上さんの手びねり、
どれも個性があって、とてもとても素敵でした
作品1つ1つ、全て記憶に残っています
こうやって、器と向き合う時間が作れた事に
ただただ安堵と感謝の気持ちとでいっぱいです。
これだから、器の世界って奥深くて楽しくてやめられない