心トトノウ。
たっぷり寝たはずなのに、どうにも眠くて眠くて、深煎りの珈琲を淹れて、おやつを食べながら、必死で読んでいた本。
のりこさんに
“今の静香さんの状況と内容が似てる気がして‥”と、オススメしてもらった本なのだけれど、次の休みに読むぞー!と決めてたので一気読みしました。
この本、ピタリ賞だ!
と思うくらい、自分と本の主人公が突き当たる壁や悩みや思いがすごく重なる部分が多くて、店を取り巻く環境も通ずる部分が多かった
本の主人公も言っていたけれど、
私も、店を出すとき、集客力のある店を目指していたわけではなかった。
石川に来たばかりで、大野の事も何も知らず、そこに流れてる静かな空気と、それと、凪の建物が気に入って、誰にも相談することなく、“ビビッ”だけでここを選んだ。
ある程度のお客さんが来てくれないと困るけど、ゆっくりと時間が流れてる、知る人ぞ知る店でいいと思っていたし、
通りすがりで誰でも簡単に入れるような街中のお店よりも、私がつくるおやつの味やここの雰囲気を気に入って下さる方だけが、使って下さるのが1番理想だなと思っていた
でも、だんだんと、沢山の方が知ってくださって、知って下さった方が大切な方を連れてきてくださって、SNSの力も加わり、そうやって、少しずつ沢山人が集まる店になっていった。
静かにゆっくりな店であっても、
人が沢山集まる店であっても、
どっちになっても、私が思う店の方針は何も変わらないのに、私がお客さんに提供したいことがちゃんとできているのか‥ここ最近ずっとクヨクヨ悩んでいて、皆さんを最善でお迎えするために、ルールやお願いを作ろうかと考えていた
1人で作って、2人でやっている小さな店に、全員を完璧にお迎えすることなんて、たとえルールやお願いを作ったところで、無理に等しいのに。
そんなことを、全部この本が物語っていた
いちばん大事なことは、じぶんがぶれないこと。『ずっとその方針』を貫くこと
あー。。そうだそうだ。
また、この事をわすれていた。
それを貫くのって、ほんと、大変なんだな。
この本を読んで、頭と心がシャン!!としました。
誰に対してもひとりひとりに平等で優しい気持ちで、ルールは極力少ない店で、あとはお客さん同士の優しさで。
どんな状況でも、
やっぱり、そんな店で居続けたいです。
これからも、堂々と、優しさを貫きたい。