ニワ。
凪の小さな庭に
春になると、毎年変わらず同じお花が咲きます
冬になって、一旦枯れてしまっても
春の気配を感じると、そーっと芽を延ばして
いつの間にか咲いている。
生命の尊さを感じる景色。
スズラン、すみれ、アリッサム、チューリップ。
今年も同じお花を見られることに幸せを感じます
確か、凪にスズランを植えたのは
コロナが出てきて初めの頃。
お先真っ暗になって、落ち込んで、怖くて、のりこさんと励ましあったあの頃。
のりこさんのお家の庭のスズランが本当に美しくて、
心が洗われるほど良い香りで、
この子たちを私も育てたくて株分けしてもらったのがきっかけでした。
あれから何年経ったかな
凪のスズランは、年々広がって、成長して
日当たりが良いせいか、本家のスズランを追い越す勢いで、早く咲きます(笑)
ここに植えた命が1年に1度、精一杯お花を咲かせる。あの頃から色んな事が起こり、変わっていったけれど、何も変わらず咲く。
こういう生活の一場面が、私の背中を押してくれます
私の生き方は、
生きものから教えられることがとても多い。
人や植物、食物、自然。
良い事も、そうでない事も
絶え間ない出来事が重なる日々だけれど、
どんな年齢になっても
命の愛で心が動くような
人生にしていきたいな、と心から思っています
ちょっと雑多だけれど
凪の小さな庭の植物たちが愛おしい
今日この頃。