栗が教えてくれたコト。
9月から栗仕事が始まったのですが、
栗単体でそれだけで美味しい栗を、
更に美味しくするっていうのは、
なかなかハードルが高くて困ります
私が手を加えないほうが美味しいんじゃないか‥って、栗を見つめながら思ったりするわけで
やめちゃえー。
いやいや
手を加えた方が美味しいんだってー。
と、またまた私の中で天使と悪魔が闘い始めるのです
結局いつも、天使が勝っちゃうわけで、自分の腕に半信半疑のまま栗作業が始まります
渋皮煮を一気に仕込むときは火加減の調節が繊細なので、7.8時間くらいはお鍋から離れられない時間が続きます
あまりに座り続けたせいで、
ちょっと痔病が悪化してきました(笑)
(昔手術したのにー。)
栗仕事がひと通り終った翌日は、お尻は温めて、手はアイシング…という、何とも言えない対処療法が始まります。
皆さんが朝早くから必死で来てくださるように、
私も見えないところでそれなりに必死です‥笑
(栗作業の、その先も必死なので)
遠いところから、何時間もかけて来てくださる方も多いみたいで
なるべく売り切れがないように、常連さんも、時々の方も、はじめましての方も、誰もがみんな同じ条件で同じように食べて頂けるように、栗が落ち終わるまでは頑張ります
栗を剝きながら、そのままで食べた方が美味しいんじゃないか‥という疑問はもう持たないことに決めました
そのままで食べるよりも美味しくなるように、能登の栗ってめっちゃ美味しい!!って思ってもらえるように、一生懸命頑張ります
『諦めたらそこでおわり』
以上、栗が私に教えてくれたコトでした