カトーサン。
いつもお寿司ばかり食べてる!
って思われそうだけど…笑
いよいよ来週に迫った
加藤展で並べる作品を持って
祥孝さんが凪に来てくれた日
リクエストにお答えして、
お持ち帰りのお寿司と、
簡単なおかずを作って、
凪でごはんをご一緒しました。
もちろん、器は全て祥孝さんのもの
作家さんが自分の器で食べている光景は、
見ていてとても新鮮!
これは、見た人にしか分からない感覚かな
今回の企画展の3人の加藤さん
3人とも、話せば話すほど
気の合う3人なのです。
何の気が合うって…
3人共、商売人ではなくて職人気質なところ。
明るくて前向きなところ。
群れずにわが道をゆくところ。
SNSでワイワイしないところ。笑
そんなところが好き
うつわの話、
趣味の話、
色んなお話を沢山して、
この日のために作って下さった
沢山の器を届けて下さって、
祥孝さんは、最高速度が85キロまでしか出ない車に乗って、
岐阜の山に帰りました笑
どれもこれも、素敵過ぎて、
私が欲しい器たちばかり!!
あぁ欲しいー!
参加下さるみなさん、
楽しみにしててくださいね〜!!
恵津子さんと、裕章さんは、
ギリギリに到着予定ですが、
こちらもドキドキするような器が届きますよー♡
って、私が一番ドキドキしてます…
おやつ、過去最高の数を2日連続…。
大丈夫カナ。。。
出来るカナ。。。
コワイーー
シミジミ。
今週の営業が終わって
片付けおわって1人で一息。
ガラガラー!っと、
最近ではなかなか聞かない扉の開く音とか
皆さんの笑い声とか
赤ちゃんの声とか
静かに奏でるCDの音
お客さんが帰られるときの
語らいの話し声
しーんと静まり返った凪にいると、
昼間の音が恋しくなります
凪ジカンは、私達だけが作ってるものだと思ってたけど
違う違う。
凪から出る音と
お客さんの音
2つ合わさって、
凪ジカンができてるのだなぁと。
ひとりでしみじみと幸せを感じてしまう
土曜の夜なのでした。
オウチ。
大野町の色んな方々のご協力を頂いて
町内に見つけた昭和のお家
大野の方に直してもらってます。
古いものが好きで、
経年変化で生まれる味が好き。
綺麗でなくても
便利でなくても
古いものの中に秘める
奥ゆかしさと豊かさを
心に留められる毎日を過ごしたい
そして何より、
等身大で背伸びしないモノを所有する
ということも大事な気がする
工務店さんの倉庫に眠ってた
古い木を使ったり、
明治時代の診療所で使っていた
洗面台を使ったり。
これまた、
面白そうなお家ができそうな予感です
古いものとの付き合い方、
向き合い方、
興味のある方と、是非お話したいな〜
マンキツ。
美濃焼まつり、
前泊で気合い十分に臨んだのに
朝寝坊してしまって
かなり出遅れました…
当日組のほうが断然早く入場していました
前泊した意味があったのかどうかは‥
(多分なかったです。小声)
この状況ということもあって、
2年ぶりの陶器市訪問!
とてもとてもよかった
何より、こんなに沢山の作り手さんから
直接うつわを買える機会なんて普段はないですし
これぞ陶器市の醍醐味!
B品も、私にとっては全部“イイ味”です
歪みだって
シミだって
ホクロだって
ちょっとぽっちゃりでも
ほっそりでも
全部そのコの個性です。
カタチよく綺麗にピシッとなっているより、
人間らしいチャームポイントが見れる方が
断然すきです。
人間も然り〜!
トウキイチ。
事務作業と、
5月のおやつメニューの構想、
企画展の構想ナドナドを練って
読みかけの本も少し読み進めて
さて。
いざ美濃焼まつりへ向かいます
随分前から、陶器市に行くのがGWの私の楽しみ。
金沢に来てからは信楽作家市だけでしたので、
今年は土岐市美濃焼まつりへ初挑戦してみます
今欲しいのは
ご飯を炊いたり、麹を蒸したりする用に
ガツンと男前の土鍋
それと、
冬の企画展に向けて
ポットを見て回りたいな〜。
素敵なポットに出会えたら、
その場で作家さんに声をお掛けしようかなーと思ってたけど
名刺もショップカードも忘れてきましたー。
がーん。
サクラ。
今年の新作、桜のタルトレット。
なぜか今年は
春がとてもとても待ち遠しくて、
桜を見上げたときの気持ちを
おやつで表現したくてつくりました。
キュッと、
まだ寒さが残る春の空気と
それを包み込むような
ふんわり優しい桜のピンク色
大地に大きく張り出す根。
それをこのタルトに表現しました
モノ作りって、想像と創造。
私の場合は、
作りたいものがあるとき、
表現したいものがあるとき、
すんなりと、いいカタチになることが
よくあります。
レシピ本の通りに作るとか、
マニュアル通りに組み立てるとか、
常識や正解ばかりを求めちゃうと
おやつが、反抗して言うことを聞きません
あとは、気張ってる時も全然だめ。
肩のちからを抜いて
食べてくださる人の顔を想像しながら、
歯ごたえとか、
とろけ感とか、
香りを、
どこにもってこようか‥と
イメージをたくさん膨らませて
想像しながらつくります
そんなふうに出来上がった
桜のタルト。
実は、桜のおやつは桜餅以外、
食べたことがありません。
この桜のクリームは、
イメージだけで作りました笑
なんだこれ。とならなくて良かった〜
立派な橋を安心して渡るよりも、
危ない橋を、危なっかしく渡るのが好きみたいです。。。
キンツギ。
金継ぎ
何だか心地いい言葉。
今回は簡易金継ぎという方法で
教えてもらったのですが
欠けてしまった器を自分で簡単に直せるなんて
こんなに魅力的なことはありません
皆さんがそれぞれ持ってきてくださった
欠けた器たちが可愛くて
皆さんの手によって金でふさがれた
“手当て”が
とても愛らしくて、
心にしみわたる習い事でした
たとえ、プロみたいに上級な仕上がりにならないとしても
自分で直すこと
に意味がありますもんね。
今回参加してくださった皆さんが
帰りにとても喜んで下さっていて
ホッとしました
名雪先生の可愛くてチャーミングな
伝え方にもほっこり。
先生のお陰で
終始みんなでほがらかな時間が流れてました
…
…
が。
今回、大失敗がありました〜
最後の最後で
とても可愛く上手に仕上がった
のりこさんが金継ぎした部分を、
乾いて固くなる前に
私が間違えて(本当に間違えて‥)
ギュッとつまんでしまって
のりこさんが
泣く寸前のような顔になってたのは
忘れようと思っても
忘れられません。。。笑
4時間かけてじっくり習いながら
仕上げてた金継ぎなのに‥
ほんとにほんとに
ゴメンナサイ
もし、今週ののりこさんと私が
ギスギスしてたら、
理由はコレですのでー笑
チョウセン。
先日、凪メンバーでピクニック。
5月に予定している3人の加藤さんの器を持って
ランチを盛り付けて楽しみました
今回の3人の加藤さん、
物作りに対して真面目で
媚びることなく
流行に目もくれず
芯(それも強めの‥笑)があって
誠実。
私が目標にしている仕事との向き合い方を
貫き通している憧れの3人なのです
それぞれの加藤さんと直接お話して、
少しずつ信頼関係を築いて、
スケジュールを合わせて、
やっと現実として叶った企画。
少しずつ、私の“好き”が繋がり
ここで集まり、カタチになる
挑戦を積み重ねてきた分、
楽しみもひとしお。
どんなおやつセットを作ろうかな。
箱を開けたとき
口にしたとき
食べ終わったとき
喜んでもらえるようなおやつがいいな
当日まであと1ヶ月
とてもとても楽しみ
おやつへの挑戦も
頑張ります!
タイヤキ。
先日、所用で何年かぶりに東京へ行ってきました
金沢へ帰るとき、とうしても持ち帰りたかったもの。
わかばのたい焼きと
松島屋の豆大福
今も昔も変わらず、
私はわかりやすくてシンプルなおやつが好き
素材の味がいくつもいくつも入ってるおやつよりも
聞きなれない横文字の素材が詰まってるおやつよりも
分かりやすくおやつになってる方が好き。
10年以上ずっと変わらず好きだった、
たい焼きも、豆大福。
あの頃と変わらない美味しさに
帰りの新幹線の中でグッとひとり涙をこらえていたのは、ここだけのハナシ。
ボロボロの暖簾も、
大福を丸めるあの仕草も、
作れる量も、
あれだけ沢山の方が買い続けてたら
もっと変わることもできたはず。
変わらないって強いなと。
変わらないって貴重だなと。
変わらないって優しさだなと、
しみじみと有り難く思ったのでした
小さいオウチ。
やっと見つけた、小さくて、古くて、愛が受け継がれてきたお家。
このたび、私達が暮らす場所として、受け継がせてもらうことに決まり、今はお直しの準備で楽しくバタバタしています
壁紙も、扉も、蛇口も、タイルも…
年数を重ねた愛着がたくさん目に見えて、
可愛くて可愛くて仕方ありません
年月を経てきたものって、どうしてこんなに愛おしいのだろう。
新しいものは、人が作るのは簡単
でも、
古いものは、人が作るのは難しい
古いものに宿る美しさ。
心がズキズキしてしまうほど
惹かれてしまう。
このお家は、大野町の一角。
たくさんの大野の方に、
お世話になって見つけたお家。
わたしはここで、
日本の食をもう少し思い出してもらえるように、
日本の手仕事をもう少し身近に感じてもらえるように、
金沢の発酵文化や、食文化、海のもの、
食にまつわる、色んなことを
大切に繋げていける場所にしたいなと、
そんなことを、ひっそりと
夢みたりしています。
ここのお家の物語は、
ひっそりと、どこかで記録していこうかなと。