ミノリ。
先日、東海方面へ行ってきました
器作家さんにうつわについて勉強させてもらったり、
名古屋の飲食店の店主さんたちと会食して意見交換したり、
焼き物の町、愛知県常滑に作家さんと訪問して焼き物を見る目を養ったり。
久しぶりに
モノとじっくり向き合って、
手で触れて、お話を聞いて、
実りある時間でした
そして、店主さんたちの悩みや苦労を聞いてると、みんな同じ。
そんな中での喜びと幸せも、みんな同じ。
こりゃ、飲食店に限らず
一人一人の考え事も
割とみんな同じなんだろうなーと
帰りの道中は焼き芋みたいにホクホクした気持ちだったのでした
オーブンは絶不調だけど
これだけ休みがあると私は絶好調で
何だかアンバランスな違和感を
感じずにはいられないのでした。
ツヨサ。
白壁側に植えてあるアリッサム。
今年2回目の満開!
嬉しい!
誰も通る事のない道で
ただひたすらに
今を精一杯咲く姿が
羨ましい
私もそんな生き方に憧れるな。
人の評価や目を気にすることなく
思いのままに精一杯
ただひたすら自分ができることに専念して
打ち込みたい
売れる売れない関係なく
媚びることもなく
自分が良いと思ったものを信じて作り続ける強さ
ここ数ヶ月、そういう強さに凄く憧れるのです
こう見えても、まだまだ弱くて
沢山落ち込むし、悩むし、考えるし。
それが生きてる証、なのでしょうけれど。
とにかく、とにかく、
早く凪がしたいです。
オーブン
オーブン壊れました。
約4年弱、その間に私は何度も自分をメンテナンスしてきたけれど
そう言えば他の事のメンテナンスは考えてなかったな。
オーブン無しで出来るおやつで…
飲み物だけで…
それでも営業できないこともないのだけれど
この季節に皆さんに食べてもらいたい、と思いを込めて丹念に作ったおやつと、季節の移ろいを感じながら何かほんのちょっとリセットして貰えるようなここでの時間、それが揃って【凪時間】なのだと思っていて
間に合わせで作ったおやつや、
飲み物だけで1日中開く凪は、
心から歓迎の気持ちで扉を開けることは、どうしてもできません
私たちがずっと守り続けてきた凪時間を求めて来てくださってる方がいるとすれば、
その方にどうやったら応えられるかを1番に考えてます。
まだ今も見通しはつかないのだけど、
大事な人と、大事なオーブンと、
また守りたい凪時間を作れる日まで
待ってて頂けたら嬉しいです
運命に負けない!
運命も味方に変えてみせます!
多分…
きっと…
しらんけど笑
シンネン。
サブスクリプションは一生解禁しない
音質と歌声を観客に届けられないような大きなステージでのライブはしない
海外進出するくらいなら秋田や山形でもっと歌いたい
.
.
.
先日、初めて自分でライブに申し込み、
有難いことに抽選にあたり
30年以上ぶりにライブに行きました。
信念を持ってる人の力強さと優しさを
目の当たりにして
心で号泣しました
小さなステージだと
当選する人は少ないかもしれない。
でも、自分の届けたい音楽を届けるには
どうしても不便もついてくるものだと。
少しだけ
背中を押されたような
勇気を貰えたような気がしました
こっちの事情も知らずあーだこーだ言われますが
知ったこっちゃない!!
って、私も言ってみたい〜
まだ遠分言えそうもないな。笑
ツメアト。
3連休が一気にやってきて
一気に去っていったお陰で
栗の仕込みが間に合いません…
スポンジもタルト生地も
全部すっからかん。
ダブル3連休は、冷蔵庫の中に爪痕を残して去ってゆきました。
1日お休みを頂いて
仕込みを充実させますので
また木曜日から始めます
毎週水曜日に来て下さる
アノ方も
アノ方も
お顔が浮かびますが…
ごめんなさい〜
すみませんが宜しくお願い致します
セイイッパイ。
怒涛の3連休の営業が終わって
夜の凪の中で
静かに余韻に浸っています
来て下さったお客さんには、
ほんとうに沢山のお時間をお待たせしてしまって、
どうにもならないほど心苦しくて、
大丈夫かな…と心配で心配で、
心ここにあらずの営業でした。
お電話でお呼びして、
凪に入られた時の魂が抜けたようなお顔…
忘れられません。
お詫びを伝えると、
皆さん、疲れを隠しきれない必死の笑顔を作って下さりながら
声を振り絞って
だ、だ、大丈夫ですよー
と。
待っててくださる方も精一杯。
私たちも精一杯。
結構な労力を使い果たしたのではないでしょうか
3連休初日の待ち時間に懲りて
もうしばらく来てもらえないかな、、と思いきや
なんと
2日連続で来て下さった方も多くて、
申し訳ないのと
有難いのとで
涙なしでは終われない週の締めくくりとなりました
皆さん、
本当にいつもいつも
お1人お1人に
感謝の気持ちでいっぱいです。
凪メンバー全員が
精一杯できるだけのことはしたつもりですが
今はこれが限界
少しでも不便のないのように使って頂けて
心地よく過ごしてもらえるように
これからも精進したいと思います
さて、また明日から栗仕事笑
凪メンバーでの反省会は
また後日ゆっくりと。
カワラナイということ。
先日行った福井県の大野市にある
東湯 という銭湯。
建物の外観だけでも見惚れちゃうのだけど
中に入るとさらに、
ここだけ時が止まっていて、
目に入る全てのものや景色が
ただただ懐かしくて温かくて。
昔にタイムスリップしたように
アナログで、人間的で、優しくて。
言葉にならないくらいに
心を鷲掴みにされて帰ってきました
ここのお湯に入りながら
ここでの建物や人の優しさに触れながら
思ったこと。
「変わらない」って
つくづく素晴らしいなと。
「変わらない」って
並半端な努力なしにはできないなと。
万人に受け入れてもらえなくても、
たとえ大きな利益に繋がらなくても
ここが良い、ここが好きと
思ってくれる少数派の方だけに
響く場所であれたら
それでいいのだなぁと思ったのです。
年々、知って下さる方が増えて
お客さんが少しずつ増えて
有難い状況が続く凪ですが
できた当時のままの気持ちで
いつまでも変わらない店でありたいです
それにはご批判やご注意も
歯を食いしばって
受け入れないとならないですね…
自分は結構強いと思ってたけれど
まだまだみたい…笑
強くならないとね。
クリ。
今年も秋がやってきました
凪を始めてから私にとっての秋は、
ただただひたすらに、手仕事と向き合う季節となりました。
なんてったって、栗仕事ですね
3年経って鬼皮むきもだいぶ慣れてきたけれど、
毎年手のひらに出来た豆を見ては、
栗仕事してることに、自分でも愛おしく感じてしまうほど。(変態か)
しつこいくらいに伝えてしまってるかもしれないけれど、
やっぱり、
素早く便利にできるものよりも
時間を掛けて手で作った物の愛おしさ
といったら、私にとってこれに勝るものはありません
そして、更に最近おもうことは
それをあまり伝え過ぎないことも大事な気がします
自分自身の拘りを、
細かく発信して伝えるのではなくて
手に取ってみたり
使ってみたり
味わってみたりして
誰かの心が “いい” と感じてくれること。
それで十分なのじゃないかな。
私自身も、
たくさんの情報を発信してる人よりも
情報を秘めてる人の方がミステリアスで
好きなのです。
あとは、そこに自分の心を研ぎ澄まして
感じに行くだけ。
栗仕事を黙々とこなしつつ、
1人そんなことを思う秋の夜。
毎年
栗が教えてくれること
栗に応えること。
手の皮が分厚くなって
関節も腕もムキムキになっても
愛おしいです。栗と向き合うこの時間が。
カフェ。
カフェについての執筆者と聞けば
もう、この方のお名前しか出てきません。
というほど、ご活躍が知られている川口葉子さんが、
金沢のカフェを取材された本が出版されました
川口さんの執筆本の
東京古民家カフェ
と
カフェのナマエ
という本は、表紙がボロボロになるまで何回も読んだ、私のバイブル的な本。
川口さんの書かれた文章を確かめるように
掲載されたお店をあちこち回ったものです。
今回の本が手元に届き
凪のページを読んでみると
やっぱり川口さんは相変わらず正直だなぁと
笑ってしまう場面も。
川口さんて、
昔からかっこつけず、
良く見せようとせず、
ありのまま感じたことを書かれる作家さん。
カフェと一言で表すのは簡単なのだけど、
たかがカフェなのだけど
シンプルだからこそ奥深いカフェという業種。
そこを深いところまで吸い取ってくれる方。
川口さんが取材されたお店でも
そうでないお店でも、
色んな店を訪ねて、
色んな味を知り、
色んな空気を纏い、
色んな事を感じて、
自分に合うお店を見つけてほしいなぁと
思ってます
私も、東京古民家カフェの本を持って
色々感じ
お気に入りを見つけて
通って通って
今があります
そのお店と出会えたから
乗り越えられたことも
有意義な時間をもてたことも
心が研ぎ澄まされた経験もあります
誰かにとって、
そんなお店が見つかりますように
ホイホイ。
こんな時期だし、
もしかして‥と思い
先日、ナントカホイホイを店に置いてみました
数日経って
そーっと中を見てみたら
なんと、子ガニがいたー。。
可愛そうなことをしてしまった‥と
ちょっと悲しくなったのですが、
あれ、ちょっと待って。
子ガニは可愛そうで、
アレは可愛そうではない
って…
んー。
人間の思い込みって
何とも不思議だなぁと
最近つくづく思います
皆が好き!って言ってるから好きとか
皆が嫌い!って言ってるから嫌いとか
色んな分野で起こってます。
よーく考えて、
自分の意思で選択したらいいですよね
“人気”だから“良い”なんてことは
多分ないです
もちろん、その反対も。
どの口が言ってるんだ!と
お叱りを受けそうですが、
私は、“人気”って言われるよりも
“好き”って言われる方が
何倍も嬉しい。
人気だから、来てもらえるのではなくて
好きだから、来てもらえるように
頑張らなきゃな。
と思う、今日このごろです。