守るべきモノ
凪は、今までもこれからも
テレビや雑誌、フリーペーパーなど
全ての掲載の依頼を
基本的にはお断りしています
理由は作れなくなるものが2つあるからです
1つは 凪ジカン
もう1つは オヤツ
開店前に1度だけ、金沢市の雑誌に掲載して頂いたことがあります。取材の話を頂けたときは、飛び上がるほど嬉しくて、嬉しくて嬉しくて調子にのりました
掲載された雑誌をニヤニヤ眺めては、両親とお友達に送りまくりました
その雑誌がとてもたくさんの方の目に留まり、凪が沢山の方に知って頂けたきっかけにもなりました
だけれども、その大混雑のときにいらして下さった方は、きっと凪ジカンも味わえなかったでしょうし
私自身、気持ちに余裕がなくて、美味しくお飲み物を淹れることに集中できなくて
こんなはずじゃなかった。。。
って残念過ぎる気持ちだけが残りました
それからは、私が本当に作りたいものを守るため
掲載のご依頼はお断りすることにしました
掲載したいのですが‥と連絡頂けると、本当に嬉しいです。心底、お受けしたいし、載せて載せて〜!と思ってしまいます
だけれども、
何を妥協して、何を守るべきか
何をやらねばいけなくて、何をやらなくていいのか
少しずつ芯が強くなってきて、分かるようになってきました(多分!)
ここだけの話ダケレド
去年から両手に患っていた腱鞘炎
去年の8月の定休月に集中治療をしていたので
だいぶ良くなったのだけれど、
また最近手首と指が痛み出してきて、
この休業期間に受診してきました
できるだけ安静にと言われても。。
全力でおやつ作りたいし、
お茶の時間を作りたいし
手になるべく負担をかけないように気を配りつつ
痛みをコントロールしながら、
乗り越えて行かねば〜!
イキカエル
葉っぱの形がクローバー型で珍しくて、
実家の庭からもらってきたワイヤープランツ
金沢に着いたときにはカラカラで枯れてしまったかなーと思ったけど、
ダメ元で水に浸けておいたら根っこが延びてる
生き返った~。
こういう命のあかしを見ることがとっても嬉しい
こどもがいっぱい
凪には、毎日のようにお子さんを連れたママさんさんが遊びに来てくれます
小さなおこさんとママさんとのお茶ジカンを見てるだけで、嬉しいのか、感動なのか、ほほえましいのか、よくわからない感情で涙が込み上げてきてしまう
年々涙もろくなってます
ママとおこさんとのお茶のひとときのジカンを作れてることがとても幸せです
ママと一緒に、わたしも成長を楽しませてくださいね~
しめ縄
しめ縄を組み立てて作りました
色んな願いはあるけれど、1番の願掛けは、
『凪が壊れることなく無事に1年送れますように』
どうか神様ー
それだけはお願いします!
大野の町の青年
凪を構えさせてもらっている大野町の青年団たちが、ボランティアの清掃活動を終えて凪に集まってくれました
大野湊神社の草狩りをしたり、大野町のカーブミラーを拭いたり角度を直したり…書きだしたらキリがないのだけど
こんなに優しい若者たちを見ていると、日本の未来ってとっても楽しみだなぁと思うのです
ほんとに楽しみ!!
花のタノシミカタ
花屋だった母の影響もあってか、私も花がとても好きで、生きていても、乾いていても、いとおしさは変わらず
最近、ケーキに花を沢山飾るスタイルがちらほら主流になってきているのかな。このお花の楽しみ方ってどうなのかなぁ…って、ちょっと心が痛い
ケーキは箱から出したらすぐ食べるよね。お花は一瞬のうちに捨てられてしまうよね…
命いっぱいに咲いた花
食べるわけでも、愛でられるわけでもなく
半分枯れかかっていた鉢を、いつまでも捨てられず店頭に並べていた母。
それを「もう捨てなよー」って笑ってた父と私。
大人になるにつれて、母の気持ちが痛いほどわかる。今の私は、花だらけのケーキを見るとちょっと心がいたい
不便の中にあるシアワセ
先日、長野県の野沢温泉にいってきました
野沢温泉には、その地域にわき出る源泉が温度も質もそのまんま、湯船にたまっていく外湯が7つあります
とてつもなく熱くて気軽に入れるお風呂なんてほとんどないけれど、一緒に居合わせた方とケロリン片手に笑いながら一生懸命に湯もみして、やっと入れる頃にはさらに仲間が増えていて
ジーンと染み渡る大地から染み出た本物のお湯につかれたとき、みんなと無言で幸せだなぁって感じ合う
豪華な食事がでなくったって、心地よいサービスが受けられなくったって、ホンモノの真の本質を大事に守ってくれている。それに触れられただけで、もう幸せです
そんな正真正銘のお湯に出会いたくて、秘湯ばかり巡るのが趣味なのだけれど、秘湯は、たいていは不便で古い。けれど、いつもココロがとても幸せだ!っていっている
ほんとの幸せって、欲が全部叶うことではないのかもしれないな