せっせ、セッセ。
アカシアを摘んだり、珈琲の手焙煎してた日々もつかのま。
ありがたいことに、おやつセットのお持ち帰りを思いついたときから、急に忙しくなってきました
久しぶりの大量のおやつ作り!しかも今回は1年ぶりのパインタルトと、2年ぶりのプリンアラモードが仲間入り。
今日は、その2つを“持ち帰りバージョン”で試作してきました
喫茶でお出ししてるものを、そのままお持ち帰りでもイケるおやつと、
お持ち帰り用にアレンジした方がいいおやつ
って、あると思うのです
崩れないように
とか、
常温でしばらく置いても大丈夫なように
とか、
美味しさも含めて全部!
やっぱり、1番作りたいのは、食べてくれる人の喜びです
喫茶でも
お持ち帰りでも!
ここだけのハナシだけど、
この内容で税込2000円なんて安すぎます!と、のりこさんに怒られちゃったけど、
おやつではなくて、喜びが作りたいんだから仕方あるまいー。
手にしたお客さんが、これで2000円なんて嬉しい!!って思ってもらえるものを作れたら、それが1番本望です
(ほんとはもっと安くしたいくらい‥)
アカシアのトリコ。
山の魅力を知ってしまった私とのりこさん。
雨予報を確認するなり、今から行かねば!ということになり、再び山へアカシア狩りにでかけてきました
1回目よりも、格段に収穫ペースがあがって、コーディアルシロップを仕込んだ量も倍以上(笑)
だめだ、これはもう完全にハマってしまった。
来年は、興味のある方も一緒に誘って、みんなでアカシア採りに行こう〜。
その時は、はなくま食堂さんにお弁当も作ってもらってピクニックもしちゃって!
凪に戻ってみんなでアカシアのコーディアルシロップ作ったら楽しいねー!と、
未来への不安よりも、未来が楽しみでしかない私たち
アカシアのシロップジュースは、なんとも言えない、ベリーのような深みと喉に広がる可憐な香り!これが自然の味だなんてすごいな。
アカシアのお花に市販の紅茶を注いで飲んだら最高なんだとか!
今日、たくまさんが嬉しそうに話してました
あー。この美味しさ、
是非みんなにも味わってほしい
オットに教えたこと。
こんな状況ということもあり、サラリーマンの夫は会社からの帰宅がいつも以上に早くなりました
私が店で作業をしてると
「俺、会社からいつ干されるかわからないからさ、今のうちに凪の仕事覚えとこうかな。仕事おしえてよー」
と夫から電話
ちょっと嬉しくなって、うんうん!教えるよー♪と呼んだのはいいけれど‥
来て10分も経たないうちに奥からイビキが。
まさかと思って見に行ったら寝てました‥笑
凪の仕事よりも、
絶対に、会社から干されないように真面目に仕事して。と教えたのでした。
こんなにしっかり着込んで来るってことは、寝る気満々だったね
ちっっくしょぉー。
気持ちだけはイツモ。
刻々と緊迫した空気が漂ってる石川県。
毎日ニュースを目にするたびに心が痛いです
この休み中、わたしの看護師の資格を何かに使ってもらえないかなぁと
ボランティアの募集をしてるかどうか市役所に問い合わせてみたけれど
短期的に力になれそうな募集はしてなくて
訪問看護だって、
訪問入浴だって、
問診だって、
健診だって、
採血だって、
ルート確保だって、
輸血だって、
ワクチン接種だって、
全部経験あるのに。
わたしできるのになぁと、
ちょっと歯がゆく、悶々とした気持ちになったのでした。
また違う場所にも問い合わせてみようかな。
どこにいたって、
何してたって、
心はいつも日本の医療のことを考えてます
スタッフのりこサン。
スタッフの、のりこさん。
最近始まったアカウントの“ウラナギ”で、私のことを褒め倒してくれるので、くすぐったくて仕方ありません笑
気軽に“いいね!”できなくなってきました‥
※決して私から頼んでないです 笑
ウラナギを始める前から、のりこさんはそりゃもう真っすぐで真剣な眼差しで私のことをいつも褒め倒してくれます笑
そのうちに本当に倒れそうなくらい。
そんなのりこさんに、
今回、しばらく休業したい‥と伝えたとき、
『信頼第一』
『ついていきます』
と返事をくれたことが嬉しくて嬉しくて‥
休業は、のりこさんにももちろんダメージがあるし
何も補償のないまま自ら休業を選ぶということは、簡単に決めたように見えて、やっぱりそれなりの結構大きなリスクが伴います。
休業を決めた時は少し落ち込んでいたのだけれど、のりこさんのその二言は、私に希望を与えてくれました。
あぁ。きっと、のりこさんがいれば大丈夫だ!
なんとかなるわ!って。
のりこさんは、
私がくよくよしても一瞬で立ち直らせてくれる人
楽しくワクワクしながら一緒に仕事ができる人
何事にも一生懸命でまっすぐで、
凪を一緒に支えてくれる人です。
最近は、私が頼りなく見えるせいか、お客さんがのりこさんのことを店主だと勘違いされる方もいるほど。。笑
ま、それはそれで私はちょっぴり嬉しいのデス◎
今の私のオモイ。
ついに、休業宣言してしまいました。
私自身が店を開けておくのが心配になって、お客さんに安心して来て頂いて大丈夫ですよと言えなくなってしまったのです
お客さんも多い。
県外からも多い。
そんな状況が直前まで続いていたもので、これは危ないかもしれないな。と
去年の経験をもとにすると、休業は決して後ろ向きな行動ではないので、決断するときには、早めにメリハリをつけて休もうと決めていました。
いつもよりは少し減ってしまうけど、美味しい生クリームを届けてもらいながら試作したり
のりこさんと、シェイプアップも兼ねて、凪の梁に積もったホコリもきれいにしたいし、大野町の他のお店さんへ一緒に顔を出したり、パトロール(散歩 笑)もしたいし。
こういう予期せぬピンチに逆らわない。
自分たちへのチャンスに変える!
その考えを去年学んだので、今年も生かしたいと思います
きっと、凪のお客さんたちは、みんな待っててくださる♪
そんなどこにも根拠のない、でもきっと確かな信用が私にはあります
ほんとに、わすれないでねー。。。笑
とてもウレシクテ。
ひそひそおやつ宣言を出してから
皆さん思い思いに静かに時間を過ごして下さり、とてもありがたいです
中でも1番うれしいのは
やんちゃな若い子たちが、ちゃんと周りに気を遣って静かな声で過ごしてくれて
帰り際には丁寧に笑顔でお礼も言ってくれること。
のりこさんと、こんなに嬉しいことないね!って話してます
トイレのドアを思いっきり閉めたりとか
階段を爆音で昇降したりとか
携帯の音だしちゃったり
席で髪型直したりメイク直したり‥
まぁそれはそれは若い子ならではの、目に余るやんちゃな場面も沢山あるのだけれど、
でも、こう見えて私が若いときは周りが全く見えてないプチヤンキーだった時代もあるので、若い子たちの気持ちもわからんでもないんです。
あ、この店では大声で話しちゃいけないんだな
とか
あ、この店は階段をみんな静かにあがるんだな
とか
どんなことでもいいから、少しでも凪がやんちゃな若い子たちの刺激になれたら、嬉しく思うのです
人って刺激で変わっていくものだと
身を持って感じてるので。
若い子たちが、色んな人と会って、色んな場所に行って、色んな味を知って‥色んな刺激を感じてほしいな!
想いがカタチに。
3月末に、作ったデコレーションケーキ
頼んでくれたのは、彼女さんと一緒によく通ってくださってた研修医の先生で、就職のために彼女さんよりも1年先に関東へ引っ越すことになったので、彼女さんへ感謝の贈り物に。ということでした
ケーキを作るとき
二人が凪でゆっくり過ごしてくれた光景が忘れられなくて、
先生が彼女さんへのプレゼントを凪で真剣に選んでた顔が忘れられなくて、
先生が離れてしまうのが私もさみしくて‥
ついついメッセージクッキーが
巨大になってしまいました笑
きれいにいちごのデコレーションをしたのに
それを全く無視して
私の想いが大きくカタチになってしまったおやつ
今までは、こんなに大きいクッキーの型、使いみちあるんかなーなんて思ってましたけれども
こんなところに使えるんですね
想いよ、二人にとどいて〜!
またいつか、二人で来てもらえますように
5月のエイギョウ。
いよいよ今週から、GWが始まります!
楽しい気持ちとはウラハラに、状況は刻々と悪い方へ向かってますね
私もGW中の営業をどうしようか沢山悩みました
凪メンバーにも相談して、色々意見を聞いて、それで自分で出した結論は
営業する!
細かいルールを決めながら店を開くのは本望じゃないし、ささやかな楽しみの時間を求めて来てくださる方に、ルールを伝えなきゃいけないくらいなら、もう休んでしまいたい
かといって、生産者さんや、いつも美味しい材料を凪にわけてくれる、北海道の乳業会社さんのことを思ったら、簡単に休む決断なんてできません
休む 決断は、今の段階ではないなと。
コロナは、愛と優しさのあるところには寄り付かないと思っているので、
お客さんひとりひとりの優しさと愛を信じて店を開きたいです。
2階の席を1部屋に1卓に減らして、
1階もしっかり距離をとって、
とにかく“静かに”過ごしてもらうこと。
自分の周りにいる人すべてが、誰かの大切なひとだから、周りの人すべてを思いやって、優しさをつなげていこう!
優しさが連鎖して、
石川県ってやっぱりいいな
日本ってやっぱりすごいね
そう思えるGWにするのはどうでしょうか
また独りよがりだったかなー(笑)
では、そういうわけで、守りたい大切なことがたくさんあるので、GWは静かに営業していきたいとおもいます
ひとり朝凪ジカン。
ショートケーキ最終日の朝
営業前に
私もひとつ食べました
自分で言うのもおこがましいけれど
真面目な材料だけで、
自分の手で作れる範囲で丁寧に作ったおやつは、
直球ストレートでしっかりと心に伝わってくるモノがあるとおもいます
実は。
ショートケーキのスポンジは、使う果物によってお砂糖の量とか、お砂糖の種類、何なら卵まで少し変えてるのです
いちごの酸味を引き立てるスポンジの甘さ、
とか
ミモザのカスタードとコンフィチュールに負けない、でも一体感があって口溶けを目指したお砂糖
とか。
白卵はあっさりした空気みたいなふわふわのスポンジになるし、
赤卵はコクのあるしっとりしたスポンジになります
多分ここまで感じる方は、そんなにはいらっしゃらないかもしれません
こんなどうでもいい店主の独りよがりなこだわりよりも、お客さんの1人1人の凪ジカンに、私のおやつが寄り添ってくれたら、それだけでじゅうぶんなのですー。