チっクショ〜
先日、おやつをまた失敗してしまいました
誰でも同じだと思うけれど、
失敗は悔しいーー。とっても。
自分へ向けての、怒りと、悔しさと、後悔。
そのおやつを楽しみに向かって下さってる方への懺悔のキモチ。
どうしようもなく落ち込むのです、こんな私でも。
「ちょっとこの辺が失敗しちゃったのですが、
それでもよければ○○円引きでどうぞ」
そうお伝えして、お出ししようかとも、直前まで迷ったけれど
自分で中途半端と知りながらお出ししたときの、その後から襲ってくる心のストレスが、はかりしれないのです
凪を信じて来てくれるお客さんを裏切ってしまうストレスです
その日、他にも色々なことがあったのですが
いつでも、どんなときでも、
例え私が間違っていようとも‥笑
私の味方でいてくれる、のりこさんの大きな支えは、これも信頼関係なのだなぁと思いました
※私が間違ってるときは、のりこさんはきちんと訂正してくれます 笑
凪とお客さん、
私とのりこさん、
今までも、これからも、
「信頼と実績」
を大切に大切に守っていこうと思いました
失敗した日は、1日中心の中で、
チックショーと叫び続けてたけれども。。。笑
ウツワ愛。
先日、ある作家さんから届いた箱に
可愛いイラストが描いてありました
いろんな作家さんから届く箱が
毎回ちょっとした楽しみになってます
箱の中に入ってる小さなお手紙もとてもとても嬉しい
こういうふうに梱包したら、分かりやすいのか〜!とか
ここの地域の新聞って、こういう名前なのか〜!とか
どの作家さんも、みんな大切に梱包してくれていて
作品に対する愛情がすごく感じられるのです
だから、というわけでもないけど、
私の方も
大切にお繋ぎしよう!!と
気持ちもシャンとします
お取り扱いさせて下さってる作家さん一人一人が皆さんとても優しくて、親切で、愛で溢れている
こんな素敵なご縁を頂けたことが
何とも胸いっぱいに嬉しく
幸せで、ありがたくなります
皆さんの器、店だけでなく、自宅でも沢山使わせてもらってます
皆さん、いつもありがとう
これからもどうぞ宜しくお願い致します
ココロ。
蕾だったチューリップが、すこーしずつ
色気を伴いながら開いていって
今は満開になりました
美しいなぁ
草木やお花の生命力は。
置かれた環境で、いのち一杯に、精一杯の今を生きてるようで、この生命力に力を分けて頂けてるような気がして、しばらくずっと眺めていられます
単に目に写してわかったつもりになるのではなくて
パッと見ただけでは見ることのできない
その1つだけに隠れている輝き
そういうのを見つけるのが好きです
私が好きなおやつも、珈琲も、器も、ラーメンも‥笑
ただ目にするだけ、
ただ口に入れるだけじゃなくて、
そのものだけに隠された何かの輝き‥
そういうのを発見できたとき、
人の心を感じます
些細な日常でも、人の心を感じる人間になりたいし
人の心を感じてもらえるようなお仕事をしたい
まだまだ程遠い〜笑
ユキ。
先週はポカポカ陽気だった金沢も
週末からフワフワの雪が沢山舞い落ちてきて、
結構つもりました
一面真っ白な雪景色と
これぞ純白と言わんばかりの雪を見ながら、
雪って綺麗で美しいなぁと
しみじみしました
仕事があると、どうしても
雪が降るとやだな‥と否定的な気持ちになってしまうけど
仕事がない日の雪は、
見方が全然違う〜笑
フワフワ舞い落ちる雪を見ながら飲む珈琲の美味しいこと
おじさんの頭に雪が舞い落ちた姿が、可愛らしいこと
サクッサクッと片栗粉を踏んだような音が、足の裏に伝わる感覚が心地いいこと
横なぐりの吹雪を見てるときのセンチメンタルな気持ちに浸る楽しさも
雪国っていいな
石川県に来て良かった〜と思う瞬間です
2月は毎年、冬と春が季節の奪い合いをしてます
ちょっぴり厳しい冬を乗り越えて迎える春は、
いつにも増して待ち遠しい!!
春になったら、あのオヤツ作りますね
これからも、季節を1つ1つ感じながら、味わいながら、皆さんとの時を共に過ごしていきたいです
オオヤさん。
店のすぐ近くにある“ヒコサパン”の店主さんは、凪の駐車場の大家さん
この日は、ヒコサパンの店主の“ひこちゃん”が、プリンを求めて来てくださいました
入ったとたん、
『ナギさーーん!プリン3つちょうだぁ〜い』
ありゃー、
今まではおやつ1つだったひこちゃんも、
ついに3つの域に達しちゃったかぁ…笑
この日は、たまたまプリンが2つしかなかったので、我慢してもらったのですが
んー。卵の香りがして美味しい〜
んー。生クリームが美味しい〜
んー。器がどれも優しいわぁ〜
あなたの店に来ると、ザワザワした気持ちとか、余計な心配事が、ほっと落ち着くのよ〜
嬉しい独り言を沢山つぶやきながら
食べてくれたひこちゃん。
おやつ、うつわ、空間、時間…そんなことを大切に感じながら過ごしてくれることは
私達が大切にしていることを、共感し合えたような気持ちになって、とても嬉しい
一人暮らしゆえに、寂しがりやなヒコちゃんなので、沢山電話もかかってくるし‥
駐車場で雪かきしてると、ヒコちゃんちの窓から差し入れのパンが飛んでくることもあるけど‥
どれも優しい人間味のあるお付き合いをしてくださって、私が安心してここでお店ができるのも、ひこちゃんのお陰です
凪の駐車場の大家さんがひこちゃんで、本当によかった。
いつもありがとう ひこちゃん〜
ツヅケル。
またまた増えてきましたね‥アレが。
いつになったら終息するか、誰にも全く予想がつかない謎のウィルス。
今までのいくつもの波を、その状況に応じて、私なりに判断し対応してきたつもりなのだけれど、
今回の波に対する私の判断は
“営業し続けたい” という選択にしました。
最近までは、まだ迷っていたのですが
先週、慎重に営業をしている中で思ったこと、感じたことが、私の判断を確信に変えました
なんだか、こういう状況になると、皆さんとても優しいのです‥
もちろん、普段から優しいのですけど、更にもっと。
特に、若い子たちの優しい協力が、たまらなく嬉しくて心に響きます
店を出るときの私達への優しい挨拶、
お席でシ〜ッと言い合いながら会話する様子、
待ってるお客さんへのお気遣い‥
細かく挙げたらキリがないくらい、毎日嬉しいね、と感動してます。
ウィルスが出てくるたびに思うのですが、
誰かの“優しさ”が、少しずつ連鎖していくような気がしています
このウィルスは、誰かを非難したり、攻撃するよりも、一人一人が優しくなれることで落ち着くのじゃないかな
そんな考えがありまして、
私達はお客さんに息抜きしていただきたくて、
少しでも楽しく心が動く時間を作りたくて、
一生懸命に営業したいです
凪で息抜きできましたら、
お家や、職場や、お買い物した場所、ご飯食べに行った場所、色んな所で心穏やかに優しさを繋げて欲しいです
この波は、そんな感じで乗り越えたいと思います〜
テシゴト。
1つ1つ丁寧にオシゴト。
たくさんたくさん数を作って、
お客さんに出すときに
こんなのでいいのかなーと思うよりも
丁寧に時間をかけて心を込めて作って、
お客さんに出すときに
是非どうぞーと堂々と差し出せるほうが
ストレスにならない
そういうおやつを作る方が
私の精神も安定するし
お仕事のモチベーションも長持ちします
金柑1つ
口に入ったら、きっとわかってもらえるような
手仕事してます
(多分〜笑)
デート。
先週、雪で急遽お持ち帰りおやつになった日
おやつが完売したあとに、
のりこさんと凪の近くにある厚生食堂へランチデートに行ってきました
のりこさんはイカフライ定食
私は海鮮丼+イカフライ単品
どんだけイカフライ好きなの。。。って笑
作業着で働く男子たちに紛れた
ランチ時間は、
何だかちょっと楽しくて。
食堂っぽい雰囲気は、
仕事したぞー!という気にさせてくれて。
持ち帰りおやつに切り替えた割には、
その後にすぐ晴れてきて、
ちょっぴり気まずい思いもしたのだけれど
仕事が半日で終わると何だかちょっと特別な気分になる‥そんな時間だったのでした
雪の日の営業可否判断は
ほんとムズカシイ〜。。。
ポッカリ。
心の拠り所だったお店が
閉店してしまって、
ものすごい喪失感に包まれています
小矢部のおかあさん
と慕うほど、生き方も考え方も大好きだった方。
あなたは私の分まで頑張ってくださいね
今度は私があなたのお店へいきますね
その言葉に
今までおかあさんとお話してきた色んな内容が湧き出すように思い浮かんできて、1人なみだが止まりませんでした
人に優しすぎて
自分に厳しすぎるおかあさん。
もう会いに行けないと分かると、
自分に都合のいいように襲ってくる後悔の波‥
もっともっと行っておけばよかった
もっともっと話したかった
何かもっと力になれたらよかった
しばらくは心にぽっかり穴が空いた状態が
続くのだろうな‥。
アワ。
おやつを作る工程で、
私が1番好きなのは、卵を泡立てている時。
ミキサーにお願いするときも、
ハンドミキサーでするときも、
ツルツルに、キメ細かい泡ができますように。と、
作る前に、油分がないように、器具を洗い直して、きれいに拭いて、
ヨシ、ガンバッテ!
と念をかけます。
それに応えてくれるかのように、メレンゲも、全卵も、いつでもたいていはピッカピカのツルツルに泡立ちます。
これが、凪のショートケーキの肝かな。
口に入ったときに、生クリームと一緒にスポンジも溶けていく感覚を生むのだと思います
生クリームとスポンジが溶けてくれたらこっちのもの。
あとは、美味しい果物が口に残ります
シンプルだけど、奥深く。
どこにでもあるけど、凪だけの。
強いインパクトではなくて
優しい余韻が残るような、
そんなおやつを目指して、これからも作っていきたいです
あるお子様が言ってくれました
生クリームは苦手なんやけど
凪のショートケーキは食べれる!と。
めっちゃめちゃ嬉しくて調子にのっちゃったな。
この子が大きくなって、もっと沢山の世のショートケーキを食べたとしても、凪のショートケーキを思い出してくれるような、おやつを作りたい〜!
と。
大きくなっても忘れないでね…
大きくなるまで頑張るね。
その頃の私は、初老だねー。。